こんにちは!
7月に入り「緊急事態宣言」、「まん延防止等重点措置」が実施、延長される区域では、再び更なる徹底した感染防止策に取り組む生活になりました。
変異株は、強い感染⼒を有していると言われております。
マスク着用、手洗い、「密」の回避など、私達が実践できる基本的な感染対策の徹底を心がけましょう。
さて、自律神経のお話も3回目になりました。
前回、交感神経⇒アクセル 副交感神経⇒ブレーキの役割があることをご案内しましたね。
【参考】
自律神経② 交感神経と副交感神経とは をご覧ください。
この両者がしっかりと機能している⇒『自律神経の整った状態』です。
逆に
両者が正しく機能していない⇒『自律神経の乱れた状態』になります。
ご存知のかた、ご自身で経験されたかたもいらっしゃるかもしれませんが、自律神経の乱れは、体や心に様々なつらい症状を引き起こしますよね。
この要因となるのが『血流循環の悪化』です。
交感神経が過剰に高まる
↓
血管が収縮し、血流が悪くなる
さらに
副交感神経の働きが低下していると
↓
血流が改善されず、脳や内臓がダメージを受ける ということです。
つまり
自律神経の乱れは精神的・肉体的ダメージが大きいということです。
①身体的な不調
・だるさや疲れやすさ
・血液循環が悪くなることによる頭痛や肩こり
・内臓機能の低下による便秘や下痢、肌荒れ
・免疫力が低下(風邪や感染症にかかりやすくなる)など
↓
長期的には、命に関わる重大な病気につながる恐れもあります
↓
・血管の収縮が続くことによる高血圧
・血栓が生じて脳梗塞や心筋梗塞
・血液がドロドロになり血管内皮が傷つくことによる動脈硬化 など
~血液ドロドロ三銃士~
・脱水(水分が減るとドロドロ血液に)
・高LDL血症(悪玉コレステロールが増えるとドロドロ血液に)
・高血糖(血糖値が急激に上昇して血液濃度が高まるとドロドロ血液に)
②精神的な不調
・不安
・イライラしやすい
・やる気が低下
・情緒不安定
・不眠や過眠といった睡眠の異常 など
これらの不調は、「この程度の症状』と決して軽く見ないでください。
自律神経の乱れがやがて、恐ろしい病気へ発展してしまう可能性もあるかもしれません。
ありがとうございました
参考文献 ㈱日本文芸社 小林弘幸著『図解 自律神経の話』
国際保健技療学会
政府インターネットテレビ
(※2021年7月6日掲載)PDFファイル
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