こんにちは!今日は特別号です。
横浜市立大学の研究チームが、ファイザー製新型コロナウイルスワクチンが従来株のほか、流行中の様々な変異株に対しても効果が期待できることを明らかにしたそうです。
この研究成果について2021年5月12日の記者会見で報告されました。今後、学術雑誌に投稿される見込みだそうです。
この研究は、日本人のワクチン接種者111例を対象に、ファイザー製ワクチンの有効性を中和抗体(※)の保有率という観点から調査。従来株、変異株7種(英国株、南アフリカ株、ブラジル株、インド株カルフォルニア株、ニューヨーク株、由来不明株)の計8株に対する中和抗体を測定したものだそうです。
※中和抗体とは、ウイルスの感染能力を失わせる抗体のこと。
さて、結果からみてみましょう
ご覧ください。2回接種で中和抗体陽性の割合が90%からナント!99%となったそうです!!
結果に驚いてしまいましたね!
測定方法をわかりやすくイラストを使って改めてご案内しますね。
最初のイラストを改めてご覧いただくとわかりやすいかと思いますが、
測定には、ファイザー社のワクチンを2回接種した人の血液を使用しています。
ここに擬似ウイルスを作成します
新型コロナウイルスがヒト細胞に侵入する初期段階では、ウイルスの表面に存在するタンパク質(スパイクタンパク質)がヒト細胞表面のアンジオテンシン変換酵素II(ACE2受容体)に結合して吸着し、ウイルスが侵入することで感染に至るそうです。
12月1日のブログでも簡単に説明していますね。
さらに、下のイラストのような測定をしてみます。
この測定結果が表の中和抗体陽性の割合です。
1回接種では2回接種と比較するとやはり2回接種することで大きな効果があることをご理解いただけると思います。
今後も変異株のさらなる出現が予想されます。新たな変異株が登場した際には既存ワクチンの有効性を評価できる手法が求められるため、この研究で使用した測定システムを社会実装に繋げられるようにさらなるデーター蓄積を進める予定だそうです。
現在、ワクチン接種は粛々と進んでおります。
接種についてはお住まいの地域の情報サイト等をご確認ください。
ワクチンの効果を改めてご理解いただき、接種の際の参考にしていただきたいと思います。
ありがとうございました。
国際保健技療学会
新型コロナワクチンについて(厚生労働省HP)
相談窓口のご案内
新型コロナワクチンに関する厚生労働省の電話相談窓口を設置しています。
<厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター>
電話番号:0120-761770(フリーダイヤル)
※番号をお確かめの上、お間違えのないようご注意願います。
●対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語・ベトナム語 ●受付時間:下記参照(土日・祝日も実施) 日本語・英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語:9時00分~21時00分 タイ語 : 9時00分~18時00分 ベトナム語 : 10時00分~19時00分
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